内分泌系の異常のなかには、甲状腺機能充進症がまずあげられます。甲状腺機能充進症というのは、甲状腺のホルモンが過剰に分泌される病気です。そのため頻脈、振頭、眼球突出などが見られます。この甲状腺機能充進症を起こしやすい性格とは、精神分析によれば、母親への過度な依存が指摘されています。もともとこのような母親への過度な依存があるために、大人になっても、そのような依存欲求が満足されないときに、生じやすくなると解釈されています。したがって、このような甲状腺の障害を起こしやすい人は、自分が人に拒否されるのではないか、孤立してしまうのではないかと、幼時期からいつもおびえているといわれています。糖尿病も内分泌、 つまり膵臓からでるインシュリンというホルモンの分泌が少ないために血糖値が上がる病気です。これには日渇、頻尿は通常見られる症状ですが、末精神経炎や血管炎なども見られます。この糖尿病も心身症のひとつとして取り上げられるものです。あらゆるストレスが多かれ少なかれ、糖尿病の発症に関与していると思われますが、とくに孤独やうつ気分といったものと深く関わっているといわれています。確かに、うつ気分に襲われたり、落ち込んでいる場合には、たくさん食べたり、酒を飲んだりすることによって、自暴自棄となってしまい、それが糖尿病を引き起こしてしまうことがあるのです。また、うつになるということだけでなく、性格上きわめて依存的で母親の注意をいつも受けたがり、そしてまた、過度に受身的な性格の人に糖尿病が見られるといわれています。

 

 

・リウマチ性関節炎
リウマチ性関節炎というのは、関節、とくに指の関節に慢性的な痛みがあり、それは関節の滑膜に炎症があるために起こるものです。リウマチもひどくなれば、関節から全身に病変が広がっていきます。これも、もちろん遺伝的でもあり、アレルギーが深く関与しているものですが、心理学的な要因も強く関与しています。このリウマチは、これもまた、怒りを抑圧する傾向にある人によく発生するといわれています。
・偏頭痛
偏頭痛は、発作的に起こる再発性の頭痛です。その際、目がチカチカしたり、涙が出たり、見えなくなったり、あるいは嘔気、嘔吐、下痢などの消化器系の症状が伴ったりすることもあります。発作の時間は二?三時間ですが、人によっては数時間にわたることもあります。この偏頭痛の原因は、脳の血管が収縮して起こる、血管系の障害のためであるといわれています。